高橋響 日記

高橋響のどうしようもない日記

岩手②

毎回、帰省する度に熱中するものがある。それは"死にゲー"だ。"死にゲー"とは、難易度が高く、プレイ中に何度も死に、攻略に時間を要するゲームの事である。

僕の死にゲーヒストリーは『Ghost of Tsushima』から始まった「『Ghost of Tsushima』は死にゲーじゃない!」と言う方、それはそうなんですが、今までそんなにゲームをやってこなかった僕にとって『Ghost of Tsushima』は立派な死にゲーだったのです。

そして、今回の帰省では以前、難しすぎて超序盤で断念した事のある『SEKIRO』をプレイしている。今日は序盤の大ボス的なやつを倒した。正直、僕はゲームがちょっと上手い。大学生の頃、友達とよく『大乱闘スマッシュブラザーズ』をプレイしたのだが、そのグループで1番上手い人(ゲームの持ち主)と互角に渡り合えるくらい上手かった。これは自分のちっぽけな人生で唯一誇れる事である。正確に言うと「自分はそこそこゲームが上手い」と今日までは思っていた…。

朝11時、PS4を起動し人をダメにするソファに沈みながらボスに挑んだ。やってもやっても倒せない。どころか一太刀も食らわせる事ができない。そこから17:55にボスを倒すまで30回はやられた。勝利した時、右手の親指は感覚を失い、気温22℃の部屋の中で汗をかいていた。ドーパミン

普段はゲームを全くしないが、帰省した時だけ、何もかも忘れてゲームに熱中する。これが恒例となっている。なので著しく連絡を返すのが遅くなるし、溜まっていた仕事の事も忘れてしまう。東京では日々、ご飯を食べながらパソコンを触り、IllustratorPhotoshopのショートカットキーがごっちゃになったり、常に締切に追われているので「今くらいは赦せッ」と思う(『SEKIRO』の影響で語尾が忍びっぽくなってしまいました)。

僕は常に生きているというヒリつきを求めている。そんなヒリつきを手軽に味わえる『死にゲー』は今日も僕に生きている実感を与えてくれる。サンキューSEKIRO。