高橋響 日記

高橋響のどうしようもない日記

喜び方

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もしもの時に備えて、入念に準備をする性格は自然と心の揺れを最小限に抑えます。それによって得られるのは「失敗を恐れない心」と「喜び方を忘れた心」です。

 

高校2年生の頃、球技大会でサッカーに出場しました。「現役選手は出場禁止」というルールの元、行われたので、小学生から中学生(半ば)までサッカーをやっていた僕はそれなりに活躍しました。決勝は3年生が相手。クラス全員が見守る中、一進一退の攻防が繰り広げられ、最後は僕のフリーキックからクラスメイトが押し込み、得点。と、同時に試合終了のホイッスルがグラウンドに響きました。学校に上手く馴染めず、死んだ魚の様な目で生活していた僕は、住む世界がまるで違うクラスの中心メンバーたちと、身分の境界線を越え、抱き合い、勝利を喜びました。

 

未だにその感動を覚えています。球技大会のサッカーで優勝した事が嬉しかったのではありません。きっと「こんな自分でも生きてて良いんだ」とか「誰かの役に立てた」という安堵感から来る喜びだったのでしょう。

嬉しい事、幸せな事は沢山あります。多分、恵まれています。ただそれを俯瞰して見てしまう自分もいます。「こんな時はどういう喜び方をすれば皆は安心するかな?」とそんな事ばかり考えている内に本当の喜び方を忘れてしまいました。なので「これが叶ったら心の底から喜べそうだ!」という項目を"死ぬまでにやりたい事'22"というタイトルでメモしています。

 

・犬を飼う
花巻市民文化会館でワンマン
フジファブリックとツーマン
・アルピーと話す
など…

 

死ぬまでに全ての事を達成できるとは思っていません。ただ「もしかしたら心の底から喜べるかも?」という項目があるうちは生きてみようと思えます。